- 本当は妻と仲良くしたいのについ口ゲンカしてしまう
- ケンカしてもお互い疲れるだけなのにヒートアップしてしまう
- 夫婦仲がギクシャクしてるのが辛いから関係を改善したい
夫婦生活をおくっていると、こういうことで困ってしまうことってありますよね。
夫婦仲が悪化したままでいると、相手も自分も不自由な思いをし、息が詰まってしまいます。
また、最悪の場合離婚をすることになってしまうかもしれません。
この記事では、結婚5年目で子供4人を育てている僕が、夫婦仲が悪くなる原因と悪くなった夫婦仲の改善方法をお伝えします。
夫婦仲は少し意識して行動するだけで見違えるように改善します。
これからお伝えすることをぜひ実践してみてほしいと思います。
また、この記事を読むメリットは以下です。
今まで夫婦ゲンカに費やしていた時間を、奥さんと楽しい時を過ごす時間に使えるようになる。
僕も今回ご紹介する内容を日々実践していたおかげで、ケンカ別れの危機を乗り越え夫婦仲良く過ごすことができるようになりました。
それでは、ご覧ください。
夫婦仲が悪くなる4つの原因
ここではまず、夫婦関係が悪くなる原因をお伝えします。
夫婦仲改善の解決策を見つける手がかりにしてください。
それよりも早く解決策を知りたい方は、ここを読み飛ばして次の章の夫婦仲を良くする方法5選の項目を読んでください。
夫婦の価値観の違い
1つ目の夫婦関係が悪くなる原因は、夫婦間の価値観の違いです。
生活態度や家事、子育てに対する取り組み方が妻と夫で違うことで対立します。
ここで相手の意見に耳を傾けることができないと、ケンカに発展してしまいます。
僕も以前、妻から洗濯物の干し方が違うと注意されて、せっかく干したのにとムッとなって言い返してしまったことがあります。
そしたらさらに妻が被せるように反論してきて、それで言い合いがヒートアップしてしまいました。
それでお互いに嫌な気持ちになり険悪なムードになってしまいました。
今思えばこの時に、素直に相手の言葉を受け入れるべきでした。
そして、教えてくれてありがとうと感謝の気持ちを伝えていたら嫌な気持ちにならずに済んでいたと思います。
このときの僕の体験のように、自分の行動や考え方を否定されて冷静でいることって、簡単なようでなかなか難しいですよね。
ですので、そんな人は記事の後半で解説する日頃からメモすることを試してみてください。
日頃からメモすることによって、パートナーがどんな考えでいるのかが段々理解できるようになります。
パートナーの考えが理解できると、パートナーがどんな気持ちで発言したのかが分かるようになります。
すると、こちらが喧嘩腰になることが減るでしょう。
夫婦の価値観の違いの乗り越え方についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
また、夫婦喧嘩した時の仲直りの方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
経済的な不安がある
2つ目は金銭的に不安があることです。
収入はすぐに上がるものではないですし、この問題は短期間ではどうしようもない部分もあります。
ですので、やれる範囲のことをしてみましょう。
例えば、2人で将来にかかるお金について話し合い、ざっと計算してみる。
そして、一緒に貯金の計画を立てたり、家計の支出を見直してみたりしましょう。
このように、やれることをやれる範囲でするというのは、夫婦関係を長く継続していく上でとても大切なことです。
なぜなら、結婚生活は長期戦であり、無理をしても長くは続かないからです。
それなのに、自分のやれる以上のことをやり続けていたらすぐエネルギー切れになってしまいます。
例えるなら、渡り鳥が一週間かけて移動するような遠い場所に、よーし1日でいくぞ!と張り切り、途中で力尽きて落下していくようなものです。
収入をあげようと必死になるのも大切ですが、自分やパートナーが体を壊さない程度に頑張ることを心がけてみてください。
やれることをやれる範囲で頑張る
パートナーへの配慮が欠如している
3つ目はパートナーへの配慮の欠如です。
パートナーへの配慮が欠如しているとは具体例をあげると、
- 何かをしてもらっても感謝を伝えない
- ケンカをしても頑なに謝ろうとしない
- 意見の対立があった時にパートナーの意見に寄り添わない
- 自分の趣味ばかりでパートナーとの時間をとらない
- 子育てや家事について、手伝うというスタンスでやっている
このような行動・態度のことを言います。
ギクっとした方も多いんじゃないでしょうか。
僕も今でも、自分に余裕がなくて妻と意見が対立した時には、妻の意見に耳を傾けることができなくなることがあります。
上記のような態度が続いていると、パートナーはこちらに大事にされていないと感じ、段々とこちらへの愛情がなくなっていきます。
そして殺伐とした夫婦関係になったり、最悪の場合、離婚に至る可能性もあります。
妻のことを大事にしない夫について下の記事で詳しく解説しています。興味がある方は読んでみてください。
家事の負担がどちらかに偏っている
4つ目は、家事の負担がどちらかに偏っていることです。
これは特に男性にありがちなのですが、奥さんに家事を丸投げ、もしくはやるとしてもゴミ出しやお風呂掃除くらい。
少し厳しいですが、これでは奥さんに甘え過ぎです。
家事は他にも、
- 洗濯
- 料理
- 皿洗い
- 部屋の掃除
- トイレ掃除
- 水回りの掃除
- 家電のメンテナンス
など探せばいくらでもあります。
男性が思っている以上に家事は大変で時間がかかります。
僕も自分が在宅ワークで家にいる時間が長くなってから、家の中のやることの多さに気づきました。
最初は手間に感じるかもしれませんが、幸せな夫婦生活を維持するためにも積極的に家事参加をしましょう。
家事は想像以上に大変で時間がかかる
夫婦で上手に家事分担をする方法について以下の記事で詳しく解説しています。
また、家事や育児が苦手な男性が上手に家事・育児をこなす方法については以下の記事で解説しています。
夫婦仲の改善方法7選
ここからは夫婦仲を良くする方法について解説します。
ここでいう夫婦仲が良い状態とは、
夫婦が共にお互いを尊重し、
意見の食い違いがあってもそれをしっかり話し合い、
2人で解決策を出し合えるような関係
のことを指します。
そんないい関係を目指すためには、これからどうすればいいかをお伝えしていきます。
注意点として、これから説明することを実践するためには、自分の体調を整えておく必要があります。
なぜなら、自分の心や体の体調が万全でないと他の人のことまで考えられないからです。
ですので、まずは生活習慣を整えて自分の体と心を安定させましょう。
体調がある程度安定したら、これから解説する方法を実践してみてください。
相手へ感謝の気持ちやいたわりの言葉を伝える
1つ目の夫婦仲を良くする方法は、日頃からパートナーへ感謝の気持ちやいたわりの言葉を伝えることです。
伝え方は会話の中でもいいですし、手紙でもいいでしょう。
しかし、
と思われた方もいるのではないでしょうか?
どんな言葉を伝えるといいかというと、例えばこのようなことを伝えます。
- 普段自分のためにしてもらっていることへありがとうの気持ち
- 相手が改善してくれたところに対してありがとうの気持ち
- パートナーのおかげで自分ができていることに対して感謝する
- 普段頑張っていることに対して頑張っているねと努力を認める
感謝の気持ちやいたわりの言葉を伝えるメリットは以下です。
実際に口に出したり文章にすることでその気持ちが強化され、より相手のことを大事にしようと思えること
これによりさらに夫婦仲が深まります。
これは、心理学でいう”プライミング効果”というものが影響しています。
プライミング効果とは、先に行った行動が、後の行動に影響を及ぼす現象のことを指します。
例えば、ピザって10回言ってと言われて、「ピザピザピザ……」と10回言って、その後ひじを指さしながら「ここは?」と聞かれると、「ひざ!」と答えてしまう遊びがありますよね。
このような時の現象を指す効果です。
プライミング効果を使い、何度も感謝を伝えることで、パートナーのことをよりポジティブに考えられるようになります。
感謝の気持ちやいたわりの言葉、ぜひパートナーにたくさん伝えてみてください。
感謝の気持ちの伝え方についてより詳しく知りたい人は下の記事を読んでみてください。
また、パートナーに感謝してもらえる夫や妻になる方法は以下の記事で解説しています。
日頃からパートナーのことについてメモするよう心がける
2つ目の夫婦仲を良くする方法は、日頃からパートナーについての情報をメモしておくことです。
メモをオススメする理由は、普段からパートナーのことについて考え文字にしておくことで、パートナーをより深く理解できるようになるからです。
記事前半の夫婦関係が悪くなる4つの原因では、自分の価値観を否定されたら冷静でいることは難しいことをお伝えしました。
それはこのメモするという行動で解決に向かいます。
そもそも冷静でいられない原因は、自分のことにしか意識が向いていないからです。
普段からパートナーの好きなことや嫌いなことについてメモしておけば、相手のことへ頭を使うことに慣れておくことができます。
それでいざパートナーと意見の食い違いが発生したとき、相手がどういう考えで話しているのかが段々想像できるようになります。
それが想像できるようになると、相手の考えをより受け入れやすくなるのです。
相手の考えを受け入れることができたら、冷静さを失うこともありません。
ここで僕が実際にメモしている内容をご紹介します。
- 妻の好きなもの・嫌いなもの
- してもらって嬉しかったこと
- してあげたいこと
- 妻の好きなところ
- 妻の誕生日・記念日の計画
こういったことをメモして忘れないようにしています。
また、メモは手書きではなく、思いついたときにすぐかけるようにスマホアプリを利用しています。
メモ帳アプリでも何でも構いません。
僕の場合は、”Evernote”というゾウのかわいいアイコンのアプリを使って書いています。
パートナーのことをより理解するために、メモすることを心がけてみてください。
会話を増やす努力をする
3つ目の夫婦仲を良くする方法は、会話を増やす努力をすることです。
次のような工夫をすることで夫婦の会話を増やすことができます。
- 共同作業する
- 新しいことにチャレンジする
- パートナーが興味があるものをメモしておく
- 未来のことを話す
- 共通の趣味を作る
夫婦生活が長くなると、話題が減っていくのは当然です。
ですので、少しだけ工夫してみて話題作りに挑戦してみてください。
会話の増やし方について以下の記事で詳しく解説しています。
また、夫婦仲を良くする会話術については以下の記事で解説しています。
家事を分担する
4つ目の夫婦仲を良くする方法は、家事を分担することです。
家事の分担が自然にできている夫婦はそのままでいいのですが、どうしてもどちらかに偏りがちです。どちらかに偏ると一方に不満がたまりますよね。
それを解決するには事前にしっかり話し合う必要があります。
2人で一緒に家事分担表を作って話し合いましょう。
これは実際に紙に書いてもいいですし、スマホアプリを使ってもいいですね。
以下は家事分担のメリットです。
- やるべきことがはっきりしているので効率的に家事をこなせる
- 毎日決められた家事をやることにより体が慣れ家事のきつさが軽くなる
- 自分たちで決めたことを実行することで達成感が生まれ次のやる気に繋がる
反対に、デメリットもあります。
決めたこと以外のことをやらなくなりがちで、手伝ってほしいときにケンカの種になる可能性がある
デメリットについてもう少し詳しく解説します。
例えば、自分のノルマが終わり休憩している時、パートナーの家事の量がたまたまいつもより多く、手伝ってほしいと伝えられたとします。
すると、助けを求められた方としては、自分のノルマだから自分でやらなきゃダメではないのかと感じ、拒否してしまうことがあります。
パートナーとしては、それはそうなんだけど家事の負担が公平じゃない気がする、と不満を抱えることに。
こんな感じで不満が段々と溜まってきて、大きなケンカに発展することがあります。
公平にしようとして家事分担したのにこれでケンカになっては本末転倒ですよね。
このようなケンカを防ぐためには、夫婦がお互いに家事はすべて2人でシェアしてやるべきものという意識でいることが大切です。
その前提で分担すれば、自分の家事は終わったけど、パートナーにまだ終わっていない家事があれば手伝うという考えを起こせますよね。
このように、夫婦は協力するもの、2人で1つのことをするという意識をもてば、絆も芽生えて家事も早く終わるし一石二鳥です。
家事分担しつつもシェアする意識を忘れない
適度な距離を保つ
5つ目の夫婦仲を良くする方法は、夫婦がお互いに適度な距離を保つことです。
普段の心理的・物理的距離が遠ければ近づけ、近すぎれば遠ざける。
こうすることで、お互いに居心地のいい関係を築くことができます。
居心地のいい関係を作ることで、いい夫婦関係を長続きさせることができます。
例えば、普段お互い仕事が忙しくて2人でお話する時間がほとんどとれない夫婦がいたとします。
こういう夫婦の対処法は以下です。
- 会えない間はLINEでこまめにやりとりする
- 手書きのメッセージを冷蔵庫に貼っておく
このように心理的距離を近づけます。
反対に普段一緒に行動することが多い夫婦の対処法は以下です。
- 買い物の時はそれぞれ別行動してショッピングを楽しむ
- 一緒の空間にいてもそれぞれに好きなことをする
こうやって物理的・心理的距離を遠ざけます。
付き合いたての時は、こういうことをあまり気にしなくても毎日ワクワクだったと思います。
しかし、長年過ごしてきた夫婦・カップルは距離感を工夫をする必要がありますね。
夫婦の適度な距離感についてより詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
夫婦で楽しく過ごす工夫をする
6つ目の夫婦仲を良くする方法は、夫婦で楽しく過ごす工夫をすることです。
次のような工夫で夫婦生活をより楽しくできます。
- 2人で料理する
- ゲームや食べ歩きなど共通の趣味を作る
- デートのバリエーションを増やす
- イメチェンするなどマンネリ化しない工夫をする
- 偉人の言葉を参考にする
夫婦生活を営んでいると、時にはマンネリを感じることもあるかと思います。
そんな時に、夫婦生活が楽しくなるような工夫ができると、いい刺激になります。
夫婦仲もより良くなるでしょう。
夫婦で楽しく過ごす方法は以下の記事で詳しく解説しています。
また、夫婦で充実した時間を過ごしたい人は次の記事も読んでみてください。
良い夫婦関係の築き方を勉強する
7つ目の夫婦仲を良くする方法は、いい夫婦関係の築き方の勉強をすることです。
学び方は色々あるのですが、その中でも僕は本がオススメです。
なぜ本がおすすめかというと、文章がまとまっていて体系的に学べるからです。
僕が夫婦関係のことを勉強するために読んだ本は、
おおたとしまささんの
「〈喧嘩とセックス〉夫婦のお作法」
という本です。
ご存じの方もいるかも知れませんね。
僕はこの本を読んで、夫婦生活の悩みがパッと消えて、晴れやかな気分になったのを覚えています。
今でも夫婦関係で悩んだ時はこの本を読み返しています。
いい夫婦関係を築くために読むといい本のまとめ記事を書こうと思っているので、近々アップします。
夫婦仲をさらに良くしたい方へ以下の記事も書いています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そこまで特別なことをしなくても、夫婦関係が改善することがわかっていただけたんじゃないでしょうか。
今日お伝えした内容を簡単にまとめます。
夫婦関係を良くする5つの方法とは、
- 感謝やいたわりの言葉を伝える
- 日頃からパートナーのことについてメモするよう心がける
- 家事を分担する
- 適度な距離を保つ
- いい夫婦関係の築き方を勉強する
でした。
これらの方法がオススメな理由は、パートナーのことを尊重し、いい関係を築くためです。
このように、できるだけケンカにならずに済む方法をご紹介してきたわけですが、最後に質問です。
僕は必ずしも悪いとは限らないんじゃないかと思います。
なぜならケンカをすることで、本当の気持ちを伝えることができたり、相手の本音を聞くことができる可能性があるからです。
もちろん言ってはいけない言葉はありますが、ケンカをして本音を聞くことで、お互いのことをより理解するきっかけにもなると思います。
ホントに仲の悪い夫婦は、ケンカもせずお互いのことに無関心になるっていいますしね。
以上、夫婦関係が悪化する4つの原因とその改善方法5つをご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫婦仲を良くするコミュニケーションについてより詳しく知りたい人は下の記事を読んでみてください。
奥さんのために美味しい料理を作ってあげたい方へ以下の記事も書いています。
「最近妻の様子が変だぞ。もしかして浮気?」と心配な方は以下の記事を読んでみてください。
「感謝やいたわりの気持ちを伝えるってどんな言葉を伝えればいいんだろう?」