- 本当の意味でイクメンになりたい(なってほしい)
- 育児に上手に関わって奥さんをラクさせたい
- よその家庭の話を聞くとうちの旦那ってイクメンじゃない気がするけどどうなのかな?
子供がいると、こういう風に思うことってありますよね?
上手に育児協力できていないと、夫婦間のわだかまりが増え、大ゲンカのもとになります。
この記事では、結婚して5年目で子供4人を夫婦協力して育てている僕が、
- イクメンとは呼べない夫の特徴
- 上手に育児参加している夫の特徴
- 上手に育児を夫婦で協力する方法
これらについてお伝えします。
奥さんを大事にできる本当のイクメンに変わる方法
僕ももともとはイクメンと呼ぶには程遠い人間でした。
しかし、今回お伝えするような方法を実践して少しずつ工夫する中で、妻の負担を減らすことに成功しました。
そして、妻に感謝してもらえるような夫になることができました。
この記事を読むあなたやあなたのパートナーにも同じ様になっていただけたら嬉しいです。
それでは、一緒に記事を読み進めていきましょう。
イクメンとは
”イクメン”
よく聞く言葉ですが、正しい意味をご存知でしょうか?
一般的な感覚でいえば、イクメンとは 育児に積極的に参加する男性 のことを指します。
また、単に 育児をする男性 を指して使うこともありますよね。
厚生労働省のイクメンプロジェクトというサイトにはこう定義してあります。
イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。
厚生労働省「イクメンプロジェクト 育てる男が、家族を変える。社会が動く。」
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/project/about/
なるほどな、と感じますよね。
ここに書かれてある”子育てを楽しみ”というのは、すごく大切な視点です。
日ごろ、大変な育児に追われていたらつい忘れてしまうことですから。
それに、つまらなそうにイヤイヤ育児をしているようでは、イクメンのイメージからは程遠い気がしますよね。
また、引用部分の”自分自身も成長する男性のこと”とありますが、これもイクメンの条件として大切に感じます。
育児の中で何度も壁にぶつかり、その壁を自分なりに工夫して乗り越える。こういう姿勢もイクメンに含まれるようですね。
この定義を見ると、”イクメン”というのはすごくポジティブな言葉であることが分かりました。
イクメン気取りの夫の5つの特徴と問題点
ここからは、イクメンを気取っているといってもおかしくない夫の特徴とその問題点について解説します。
解説するのは次の5つの特徴です。
- 妻に育児の仕方を押しつける
- おいしいところだけ子育てして満足している
- 他人への育児頑張ってますアピール
- 子供としっかり向き合わない
- 失敗しても改善しようとしない
それぞれについて順番に解説します。
妻に育児の仕方を押しつける
イクメン気取りの夫1つ目の特徴は、妻に育児の仕方をおしつけることです。
これは本当によくあります。
いざ夫が育児に関わろうとしたら、本やネットで知識武装。
そして妻に対し、
とどこまで信憑性があるかもわからない正論まがいな育て方を突きつけ、円滑な子育ての邪魔をする。
言っていることは正しいのかもしれないけれど、完ペキにそれを実行するのは難しいことを理解していません。
このような完璧主義では、できない自分に対して余計にストレスが溜まりますよね。
僕も以前は生半可な知識を妻に押し付けて、何度もケンカになっていました。
今思い出すと、意識が高いだけのダメ夫だったなぁと反省しています。
今では、実際の子育ての現場をある程度経験したおかげで、本当に必要なときだけ本やネットの知識を使う事ができています。
おいしいところだけ子育てして満足している
イクメン気取りの夫の特徴2つ目は、おいしいところだけ子育てして満足していることです。
子供と遊んだり、お菓子やおもちゃを買ってあげたりして、子供から「パパ、大好き!」と言われて満足している。
子供と遊ぶのはもちろん大切です。
ですが、本当に大変なことは他にたくさんあります。
- 1日に何回もあるオムツ替え
- ご飯を作って、食べさせて、後片づけをする
- お風呂に入れて、体を拭いて、着替えさせる
- 歯を磨いたり、耳掃除をしたりする
- 1~2時間かけて寝かしつける
- 子供が散らかした部屋の大掃除 etc…
子供のお世話は本当に体力と精神力を消耗します。
ですから、子供と遊んだだけで満足している夫をみると、妻はいい気持ちがしないでしょう。
周りへの育児頑張ってますアピール
イクメン気取りの夫の特徴3つ目は、周りへの育児頑張ってますアピールです。
普段、家では子育てにほとんど関わらないのに、親や親戚・他人の前では、おむつ替えたり子供の面倒みたりして、必死に育児頑張ってますアピールをする。
日頃の態度を見ている妻からすると、なに必死に動いてんの?と冷めた目で見られていることでしょう。
周りから「いい旦那さんねぇ」なんて言われた日には、はらわたが煮えくり返りますよね。
子供としっかり向き合わない
イクメン気取りの夫の特徴4つ目は、子供としっかり向き合わないことです。
子供と一緒に公園などに遊びに行っても、近くで座って見てるだけ。
または、スマホを触って見てさえいない。
せっかく子供と一緒なのに、遊ばないのはすごくもったいないことです。
小さくて一緒に遊べるのは今だけですからね。
一緒に遊ぶと子供のかわいい姿をみられますし、遊ぶことで大人側が学べることもたくさんあります。
それに子供をしっかり見ていないと、思わぬ事故にも繋がります。
僕はよく子供とアリさんを観察するのですが、意外と楽しいですし、アリが餌を食べるときに周りに砂のバリケードを作ることを発見することができました。
息子もアリさん大好きでいつも両手に捕まえています。
それから、子供の行動にいちいち口を挟んで怒ってばかりいる父親もイクメンとは遠いです。
怒られてばっかりいる子供は自分に自身がなくなり、自分の頭で考えなくなってしまいます。
ある程度のイタズラなどには目をつむるのも、親の器の見せ所。
子供は失敗して学んでいくのでできる限り怒らず、冷静に伝えるように心がけましょう。
- ただ見てるだけではなく、子供と一緒になって遊ぶ
- ある程度子供のイタズラには目をつむる
失敗しても改善しようとしない
イクメン気取りの夫の特徴5つ目は、失敗しても改善しようとしないことです。
育児をする中で失敗することはよくありますよね。
その失敗を繰り返さないように、工夫を考えて実践していくのが育児の楽しさだったりします。
これはある程度育児を経験された方ならわかるのではないでしょうか。
しかしいわゆるイクメンもどきの男性は、育児で失敗してもまた同じ失敗を繰り返します。
例えば、子供自身に決まった順序で朝の支度をしたいというこだわりがあったとします。
そして、そのこだわりと自称イクメンの父親がぶつかってしまい、したいようにできなかった子供は泣きわめきます。
けれども自称イクメン父は、その出来事を振り返らずに、次の日も同じようにそのこだわりとぶつかって子供を泣かせてしまいます。
他の例えもご紹介します。
子供の育て方や見せるテレビ番組、寝かせる時間など育児の仕方を巡って妻とケンカになったとします。
このとき、自称イクメン夫は相手に譲歩することはありません。また、再び同じ理由でケンカをしかけてしまいます。
このように、失敗しても改善しようという姿勢がみられない夫はイクメンとは呼べません。
僕もかつて同じ失敗を繰り返した苦い経験があります。
ですが、このままではいけないと思い、育児本や子育て経験者からのアドバイスをもらって子供への言葉がけを工夫しました。
すると、僕自身も楽になったし、子供が泣きわめく回数も減りました。
上手に育児参加できている夫の特徴3つ
これまでイクメン気取りの夫の特徴を5つお伝えしてきましたが、どう感じましたか?
「やばい、当てはまってる」と感じた方や、
「旦那がこれだ」と思った方もいるんじゃないでしょうか。
そして、ここからは反対に、本当の意味での”イクメン”、上手に育児参加できている夫の特徴をお伝えしたいと思います。
その特徴とは次の3つです。
- 頼まれる前に手助けできる
- 途中で投げ出さない
- 感謝を忘れない
これらの特徴について解説していきます。
頼まれる前に手助けできる
1つ目は、頼まれる前に妻を手助けできることです。
「これやって!」
とイチイチ言うのは、指示する側からしたら煩わしいですよね。言わなくても動いてほしいと思うものです。
例えば、
- オムツ替えしていたらゴミ袋をサッと用意する
- 子供にご飯を食べさせていたら濡れティッシュを用意する
- 子供をお風呂に入れていたら着替えとバスタオルを用意する
このように、先回りして何が必要になるか考えられる夫は上手に育児参加できているといえます。
でもこれって、日頃から育児していないと難しくないですか?
ですから、一通り育児を全部1人でやってみる。
すると、自分がこうしてもらえると嬉しいポイントがわかってきます。
そこの部分を手助けすればいいのです。
1人で育児を一通りやってみて、子育てをする人の気持ちを想像する。
また、日頃から育児参加するのはもちろん、子供や妻をよく観察するクセもつけましょう。
観察することで妻が育児で大変なところもわかってきます。
途中で投げ出さない
2つ目は、途中で投げ出さないことです。
手伝ってほしいと思っても、どう工夫すれば乗り越えられるか考えて、試してみることができる夫です。
入る前に着替えを用意しておいて、子供が湯船に使っているスキにサッと体を拭き、子供をお風呂からあげて体を拭き、着替えさせる。
その後で自分も着替える。
これは簡単な例ですが、他にもつい妻に頼ってしまう場面があると思います。
そこを自分で考えて、一人で完結できれば、育児参加が上手な夫になれます。
感謝を忘れない
3つ目は、感謝を忘れないことです。
感謝を忘れないコツは、メモして記録に残すことです。
- 日頃から当たり前にしてもらっていること
- してもらって嬉しかったこと
- 自分のために頑張ってくれたこと
こういったことをメモしておきます。
そして、それを定期的に見直し、奥さんへの感謝を振り返ります。
また、感謝を行動で示すことも大切です。
思っているだけでは伝わりませんからね。
例えば、料理を作ってもらったら後片づけを担当するなどです。
感謝が日常的にできていると円滑な育児参加の助けになりますよ。
育児を夫婦2人で上手に協力する方法
ここからは、夫婦2人で育児を上手に協力する方法を具体的に解説していきます。
育児の全体像を見える化する
1つ目は、育児の全体像の見える化です。
見える化には次のようなメリットがあります。
- 普段育児にあまり関わらない人でも、育児がどんなものか想像しやすくなる
- 育児は何をどのくらいの時間しているのかが具体的にわかる
- 夫婦で公平に育児の担当を分けることができる
見える化は下の画像のように書き出すといいですよ。
上の画像では、家事の時間も書き出しています。
これをみるとわかると思いますが、育児・家事で軽く8~9時間使っていることがわかります。
8時間といったらフルタイム並の労働ですよね。
育児に励んでおられる皆さん、本当にお疲れさまです。
担当する育児・家事を明確に分ける【シェアする意識は忘れずに】
2つ目は、担当する育児・家事を明確に分けることです。
さきほどお伝えした見える化を使えば明確に分けることができます。
この方法のメリットは、義務感がうまれ、積極的に育児に関わるようになることです。
注意点は、育児・家事をシェアする意識を忘れないことです。
そうでないと、「自分の仕事は終わったからあとはし~らない。」
となってしまいかねないからです。
家事・育児を夫婦でシェアする意識を忘れない
どちらかが困っていたら夫婦協力してやっていくことで連帯感がうまれます。
連帯感がうまれることで、夫婦仲を向上することにも繋がります。
体力や手間がかかる家事・育児を担当する
3つ目は、体力や手間がかかる家事・育児を担当することです。
基本的に男性より女性のほうが体力がないため、同じことをしても疲労感が違います。
ですので、体力がある夫側がそういう家事・育児を担当すると妻の負担はかなり減りますよ。
例えば、
- 子供と公園に行く
- 子供をお風呂に入れる
- 部屋の片づけ
- ゴミの分別
- 水回りの掃除
こういったことを担当しましょう。
体力仕事を担当すると、奥さんの余裕も出てくると思いますので、夫婦生活がうまくいきやすくなります。
体力仕事を積極的に担当して、夫婦生活の余裕を作っていきましょう。
もし育児で疲れたら上手に疲れを解消しましょう。
育児疲れの解消法は次の記事で解説しています。
»4児のパパが教える育児疲れの解消法7選
まとめ:奥さんにとっていい旦那になろう
いかがでしたでしょうか。
イクメン気取り夫の特徴や本当にイクメンといえる夫の特徴、夫婦2人で上手に育児協力する方法をお伝えしてきました。
色々書いてきましたが、育児をこなす中で意識してほしいことがあります。
それは、 ”子供のいいお父さんになろうとしなくていい、奥さんのいい旦那になること” です。
奥さんを大切にしていれば、子育ても自然と上手く回るようになります。
お互いに良い夫婦生活を送っていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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「これは健康に悪いからダメ」
「これは頭が悪くなるからダメ」