- 一度夫婦喧嘩を始めるとついつい白熱しすぎてしまう
- 夫婦喧嘩の後冷戦になることが多い
- もう夫婦喧嘩にはコリゴリしている
激しすぎる夫婦喧嘩は夫婦関係を修復不可能にしてしまう恐れがあります。
僕は、結婚して7年目で子供4人を育てているはるといいます。
結婚7年目の今でも、日常で妻に注意されたりした時、ついカッとなって「そんな言い方ないだろ」と妻に言い返してしまうことも結構あります。
この記事では、僕の夫婦生活での経験を生かして、夫婦喧嘩前・夫婦喧嘩中・夫婦喧嘩後に分けて、必ず作るべき夫婦喧嘩のルールをお伝えします。
この記事を読むと次のメリットがあります。
激しい夫婦喧嘩を減らして冷静な大人のケンカをすることができるようになる
僕も今回ご紹介するルールを実践して、激しすぎる夫婦喧嘩を減らすことに成功しました。
あなた方夫婦にも上手にルールを作って夫婦喧嘩を乗り越えていただけたら嬉しいです。
夫婦喧嘩のルールを作るメリット
まず最初に、夫婦喧嘩のルールを作ることでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
- 度を越えたケンカの防止になる
- 夫婦喧嘩の長期化防止になる
- 夫婦喧嘩が起こりにくくなる
上記3つのメリットを順番に解説します。
度を超えたケンカの防止になる
1つ目のメリットは、度を超えたケンカの防止になることです。
度を超えたケンカとは、罵り合いや殴り合いなどのケンカのことを指します。
度を超えたケンカをすると夫婦関係に修復しがたい亀裂が入ることも。
それを防ぐためにも、夫婦喧嘩には一定のルールを設ける必要があります。
法務省のHPにはルールの必要性が記してあります。
ルールがなんのためにあるのか。秩序を守らないと安全に暮らしていけない(秩序維持機能)がルールにはあるようです。
法務省のHPは法律や憲法の話ですが、夫婦喧嘩にも同じことが言えるのではないでしょうか。
ルールがないと暴力や暴言など絶対にしていけないことが起こる可能性がありますよね。
ですから、ルールは必ず必要です。
夫婦喧嘩の長期化防止になる
2つ目のメリットは、夫婦喧嘩の長期化防止になることです。
夫婦喧嘩中や夫婦喧嘩後の対応を間違えると、ケンカが長引きます。
ケンカが長引くと、だんだん仲直りしづらくなりますよね。
仲直りしづらい状態になるのを防いでくれる効果がルール作りにはあります。
夫婦喧嘩が起こりにくくなる
3つ目のメリットは、夫婦喧嘩が起こりにくくなることです。
ルール作りをすることで、夫婦喧嘩が起こりやすい状況を分析して夫婦喧嘩を起こりにくくすることができます。
「分析?難しそう」と思われたかもしれませんね。
難しそうに感じますが、簡単にできます。
ケンカが起きた状況を思い出して、同じ状況を避けるためにはどうすればいいかを考えればいいのです。
そこでルール作りが必要になってきます。
どのようなルールを作ればいいか、次の章で詳しくお伝えしていきます。
夫婦喧嘩のルールの例
ここからは、どのような夫婦喧嘩のルールを立てればいいかアイディアをご紹介します。
夫婦喧嘩中・夫婦喧嘩後・夫婦喧嘩前に分けてお伝えします。
「なぜこの順番なの?」と思われた方もいるでしょう。
なぜこの順番かというと、夫婦喧嘩をしている時とした後にどう対応するかが特に大切だからです。
それでは、ルールを順番に見ていきましょう。
夫婦喧嘩中のルール7選
まずは、夫婦喧嘩中のルールを7つお伝えします。
- 手を出さない
- 物に当たらない
- 怒鳴らない
- 人格否定をしない
- 何度も同じ文句を言わない
- 過去の話を掘り返さない
- 相手の行動のみを指摘する
これらを参考に、あなた方夫婦もルール作りをしてみてください。
1.手を出さない
1つ目は、手を出さないことです。
当たり前のことですが、きちんとルールを決めておくことでもしもを防ぐ効果が期待できます。
2.物に当たらない
2つ目は、物に当たらないことです。
扉をドン!と閉めたり、物を投げたりすることはしてはいけません。
パートナーに直接手は出さないけれど、物に当たってしまう人は意外といるんじゃないでしょうか。
ですから、これもルールを決めてやる必要があります。
3.怒鳴らない
3つ目は、怒鳴らないことです。
ついカッとなって相手に怒鳴ってしまった経験がある人は多いと思います。
僕も夫婦喧嘩で、冷静になれずに荒らげた口調で怒鳴ってしまったことがあります。
怒鳴ってしまった時って、「なんであんな言い方したんだろう」と後から後悔しますよね。
後で後悔しないためにも、ルールを作り守り抜くことが大切です。
4.人格否定をしない
4つ目は、人格否定をしないことです。
人格否定とは、
などの言葉です。
中には日常的にこのような言葉を使っている夫婦もいるかもしれません。
ですが、言われた側は全く良い気持ちがしないため、ルールを決めて決して人格否定をしないようにしましょう。
5.何度も同じ文句を言わない
5つ目は、何度も同じ文句を言わないことです。
夫婦喧嘩の最中、自分がとても嫌だと感じたことを繰り返し相手にぶつけたくなる気持ち、とても良く分かります。
しかし、何度も何度も同じことを言われる方はうんざりしてしまうでしょう。
1回スパッとパートナーに伝えたらその後は言わないように、ルールを設定しましょう。
6.過去の話を掘り返さない
6つ目は、過去の話を掘り返さないことです。
ケンカの原因とは、全く関係のない過去の不満をぶつけるのもよくありません。
ですから、これもきちんとルールを作ってあげる必要があります。
7.相手の行動のみを指摘する
7つ目は、相手の行動のみを指摘することです。
相手の性格や人格、育ちなどを否定してはいけません。相手からされて嫌だった行動のみを指摘するようにしましょう。
夫婦といえども、決して言ってはならない言葉があります。
一度でも言ってしまうと、言われた側は何年も記憶に残り傷つけられ続けることもあるので気をつけましょう。
ですから、行動のみを指摘するというルールは必要不可欠です。
夫婦喧嘩後のルール
次に、夫婦喧嘩後のルールをお伝えします。
夫婦喧嘩の後の対応もとても大切です。
なぜなら、間違った対応をしてしまうと、なかなか仲直りできなくなるからです。
ここでお伝えする夫婦喧嘩後のルールは2つです。
- どちらかが謝ったら受け入れる
- 翌日には持ち越さない
順番に一緒に見ていきましょう。
どちらかが謝ったら受け入れる
1つ目は、どちらかが謝ったら受け入れることです。
ケンカの後、自分の非を認めて相手に謝ることはとても勇気が必要です。
勇気を出して謝ってきた相手に対し、
「本当に悪いと思ってる?」
「何が悪いか分かってないでしょ」
などと決して否定したり無視したりしないようにしましょう。
ここで話を聞かないと、せっかくの仲直りのチャンスを逃してしまいます。
ですから、相手が謝ってきたらしっかり受け入れてあげましょう。
ケンカを翌日に持ち越さない
2つ目は、ケンカを翌日に持ち越さないことです。
夫婦喧嘩を翌日以降に持ち越すと、ケンカが長期化する原因になることがあります。
その日のケンカはその日の内に精算しましょう。
ですが、「ケンカの直後に仲直りするのは難しいよ」、と感じる方もいるでしょう。
そんな方は時間を数十分~数時間空けましょう。そうすると、冷静になることができ、相手と仲直りする気持ちが湧いてきます。
それでも冷静になれない方は、A4用紙に自分が今感じていることを書き出してみましょう。
3~5分ほど書き続けると気持ちの整理ができて落ち着きます。
できるだけ、その日のうちに仲直りできるように工夫しましょう。
夫婦喧嘩になる前のルール
次は、夫婦喧嘩になる前のルールについてお伝えします。
できることなら、夫婦喧嘩はしないに越したことはありません。
ここでは、そもそも夫婦喧嘩しないためにはどうしたらいいか、次の2つのルールをご提案します。
- 指摘する時は優しい口調で言う
- 言い返す時には乱暴な言葉づかいをしない
順番に見ていきましょう。
指摘する時は優しい口調で話す
1つ目は、指摘する時は優しい口調で話すことです。
相手の気になる行動について指摘したくなること、誰でも一度はありますよね。
そんな時は、できるだけ優しい言葉づかいを心がけましょう。
「また電気つけっぱなしにして!」
「電気はつけたら消すように心がけてくれたら嬉しいんだけどな」
同じことを言うにしても言い方ひとつで相手の受け取り方は180度異なります。
同じ「〇〇してて」という言葉でも、トゲトゲしく言うのと、柔らかい口調で言うのでは相手の反応が全く違うのです。
慣れない内は大変ですが、優しい口調を使うというルールを夫婦で設定してみてください。
言い返す時には乱暴な言葉づかいをしない
2つ目は、言い返す時には乱暴な言葉づかいをしないことです。
相手から何か気に障ることを言われた時に、言い返したくなることありますよね?
相手から気に障ることを言われて、乱暴な言葉づかいで言い返してしまうと夫婦喧嘩に発展してしまう恐れがあります。
ですから、ムカッとしても冷静になることが大切です。
言い返したくなったら、
- 一呼吸おく
- 心の中で3つ数える
- 一度外に出て深呼吸する
これだけでも、ある程度乱暴な言葉づかいを防ぐことができます。
声を荒らげたり言葉の暴力をする確率も減るでしょう。
言い返す時に乱暴な言葉づかいをしないというこのルールも夫婦で話し合って決めてみてください。
NGなルールの例
ここからは、設定するのはNGなルールの例をお伝えします。
中にはルールとして決めてしまうと逆効果なルールも存在します。
逆効果なルールとは次の2つです。
- 守るのが難しいルール
- 片方にだけ有利なルール
順番に見ていきましょう。
守るのが難しいルール
1つ目は、守るのが難しいルールです。
”一言文句を言ったら終わり”など、我慢を重ねる必要があるルールは長続きしません。
また、夫婦によって守るのが難しいルールというのも存在します。
例えば次のようなルールです。
無理やり仲直りしようとして、悪いと思ってないのに表面だけ謝ってもそれが相手に透けてしまいます。
また、相手の頭がまだ冷え切っていない場合もあるでしょう。
ですから、一度ルールを立ててみて無理があるなと思ったら、夫婦で話し合って無理のないルールに変えていく必要があります。
ルールは次のように変えるといいでしょう。
”ケンカした日に仲直りする”
↓
”ケンカした翌日までにはお互いに悪かったところを考える”
このように、守るのが難しいルールの立て直しをして守りやすい現実的なルールに変えていきましょう。
片方にだけ有利なルール
2つ目は、片方にだけ有利なルールです。
- ケンカを終えるタイミングはどちらかが一方的に決める
- 10秒間だけは言いたいことを言っていい
などのルールが当てはまります。
ケンカを終えるタイミングはどちらかが勝手に終わらせることは無理がありますし、10秒だけ言っていいいというルールも考えるのに時間をかけるタイプの人には不利になります。
このようなルールはあまり作らないとは思いますが、どちらかに有利すぎるルールだなと思った時は、一度見直してみる必要があります。
作ったルールを覚えておく方法
せっかく作ったルールも覚えておかなければ意味がありません。
ここでは、どうすれば作ったルールを覚えておけるか2つの案をお伝えします。
- 紙にルールを書いて壁に貼っておく
- スマホのメモアプリにルールを書いておき定期的に見直す
順に見ていきましょう。
紙にルールを書いて壁に貼っておく
1つ目は、紙にルールを書いて壁に貼っておく方法です。
ルールが2~3つとあまり多くないなら、常に見えるように紙にルールを書いて壁に貼っておくといいでしょう。
壁にルールを貼っておくことで、いざケンカになった時にルールを思い出す助けになってくれます。
また、日頃からルールを書いた紙を見る度に、気をつけようという意識も働きます。
しかし、次の点に気をつけてください。
覚えておくべきルールが多い時は張り紙はやめましょう。
なぜなら、多すぎるルールを壁に貼っておくと何が重要かわかりにくくなるからです。
覚えておくべきルールが多いならば、次でご紹介するスマホを使った方法を試してみて下さい。
スマホのメモアプリにルールを書いておき定期的に見直す
2つ目は、スマホのメモアプリにルールを書いておき定期的に見直す方法です。
これは、ルールが少なくても多くても効果的です。
なぜなら、メモアプリは大量の情報を見やすいように装飾できるから。
ルールを後で付け加えるのもカンタンでしょう。
自分たちなりに種類分けして、夫婦でメモを共有してみてください。
そして、共有したメモを週に1回など定期的に見直しましょう。
また、アプリに書いたメモを待ち受けに設定しておくことで、より覚えやすく、思い出しやすくなります。
夫婦喧嘩しても壊れない夫婦仲になるには?
最後に、夫婦喧嘩しても壊れない夫婦仲になるためにはどうすればいいかお伝えします。
夫婦喧嘩しても平気な夫婦になる方法。
普段から積極的に夫婦で会話しましょう。
内容は、どんなに些細なことでも構いません。
- その日にあった出来事
- ネットを見ていて気になった記事
- 自分がいま興味をもっていること
- 相手が興味をもっていそうなこと
- 「大好きだよ」など愛の言葉
くだらない話にも笑いあえる、そんな夫婦関係を作っていきましょう。
強固な絆を普段から築けていると、多少の夫婦喧嘩では2人の関係はビクともしません。
また、相手の手や肌に触れたりするスキンシップも進んで行うことで、より壊れにくい関係を作ることができます。
「夫婦喧嘩ドンとこい!」そう思えるような関係づくりを目指してみてください。
まとめ:上手にルールを作って夫婦喧嘩を乗り越えよう
以上、夫婦喧嘩のルールについて解説してきました。
夫婦生活には、ケンカはつきものです。
夫婦喧嘩をあまりネガティブなものに捉えず、上手にルール作りして夫婦喧嘩と付き合っていってもらえたら嬉しいです。
また、繰り返しになりますが、日常のコミュニケーションから大事にしていって下さい。
これからもお互いに夫婦生活、楽しんでいきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
夫婦喧嘩した後、嫌な気持ちが続くことってありますよね。
そんな時の対処法をまとめた記事がこちらです。
»夫婦喧嘩後の気持ちの切り替え方5選
「お前の〇〇なところが気持ち悪い。」
「頭悪すぎだろ。」
「〇〇もできないの。バカだな。」